おはようございます。のざきです。
台風一過の朝。
近所の見回りを兼ねて散歩に出かけようと外に出ると、去りゆくお月様と明け行く朝を拝むことができました。
今朝は、ホントに綺麗な朝焼けでした。
10月1日、月曜日。大安!
新しい一日の始まりです。
さて、最近「政治オタク」なる言葉を耳にした。
よく勉強もし、政策論議も得意とする人たちであるが、その人たちが説く政策論には血が通っていないという。
政策は、最終的には予算に反映されてこそ、その実現力がついてくるものである。
しかし、残念ながらすぐれた政策であっても、そのすべてに予算が配分されるわけではない。
限られた財源の中では、すべての人が満腹するような予算組みというものは不可能に近い。
限られた予算をどう分配するか・・・その優先順位を決めるのも政治の役割である。
だからこそ、災害の復旧・復興や景気対策など、政治のリーダーシップが求められているだと思う。
こんな状況だからこそ、いいたいことは山ほどあることだろう。
でも、いいたいことをそれぞれ自分勝手に主張しているだけでは政治は一歩も進まない。
「キャンキャン、キャンキャン」百万回吠えても、それはいっているだけに過ぎないのである。
ましてや、それがカッコイイなんて思っているとしたら、その人に託した人は・・・。
ここで問われるのは「調整力」と「説得力」だと思う。
政治が物事を決められないのは、すなわち意見をまとめることができない表れだろう。
「決まったからには、ノーサイド」といった矢先に反旗を翻す人もいる。
それにつられて「朝令暮改」なんて発言も、見慣れた風景になってしまった。
政策論がいかに優れていても、相手を納得させる力があるわけではない。
これだけ価値観が多様化した社会では、政策の優先順位に絶対的な正解などほとんどあり得ない。
政策決定のコロシアムの中では、対立する政治理念や利害をいかに調整・説得するかの器量が問われている。
今の政治情勢を眺めると、20年前と同様に政治の離合集散がこれから一段と激しくなってくるだろう。
今こそ「まとめる力」が必要なのでは・・・と考えた朝でした。
さぁ!今日も一日がんばるゾウ!